長い間頂点に君臨してきた短距離界の王者がついにトラックを去ります。

100m・200mの世界記録保持者でオリンピックでは同種目を

3連覇する大偉業を成し遂げたウサイン・ボルトが、

ロンドン世界陸上を最後に引退することになりました。

北京オリンピックやその翌年のベルリン世界陸上において、

2年連続で100m・200mで世界記録を連発した走りは衝撃でしたね。

スタートはそんなに速いってわけじゃないけど、

あの大きな体から繰り出すダイナミックなストライドで、

中盤から後半に掛けての他を圧倒する伸びはスゴイの一言です。

そんなボルトが最後の舞台に選んだロンドン世界陸上ですが、

ラストランとなる400mリレーでは、残念な結果に終わりました。

第3走者からバトンを受けて30mぐらい走ったところで、

左足の太ももを痛めて途中で倒れ込んでしまいましたからね。

でも、ボルトが怪我で途中棄権したことによって、

日本に銅メダルが転がってきたわけですから、

何だかとても複雑な気持ちになりました。

まさかこのような結末になるとは誰も思っていなかったでしょう。

私も最後のリレーぐらいは、圧勝とまではいかなくても、

ジャマイカが優勝して有終の美を飾ると思っていました。

すでに、どこか悪いところがあったんでしょうか。

まあ、あれだけのスピードで毎回走り続けていたら、

足に負担がかかっていてもおかしくはありませんよね。

もちろん、体力的な衰えがあったのは間違いないとは思いますが、

世界陸上に向けての調整もあまり上手くいかなかったのでしょう。

銅メダルに終わった100mは、彼らしい走りではなかったですからね。

確か本当はリオオリンピックで引退とか言っていたけど、

引退を1年延ばして今回の世界陸上に挑んできたことで、

無理をして体が悲鳴を上げちゃったのかもしれません。

怪我の具合は、左太もも裏の肉離れで全治3ヶ月だとか。

引退後は、どのような道に進むのかわかりませんが、

また私たちを驚かせてくれることを期待しています。