こんな落とし穴があるとは見ている誰もが予想していなかったでしょう。

ロンドンで開催されている陸上の世界選手権・男子100m準決勝で、

日本のサニブラウン・ハキームが、スタートでつまずいてしまい、

残念ながら、決勝に進出することができませんでした。

予選であれだけの素晴らしい走りをしていたので、

すごくもったいないとしか言いようがありませんね。

後で何度かサニブラウンがスタートでつまずいて敗退した

男子100m準決勝2組のレースのVTRを見てみましたが、

予選よりもスタートが少し前傾姿勢になっていたように見えました。

サニブラウン本人はレース後のインタビューで、

「足が上がり切らなかった」と自分の走りを分析していましたが、

足が上がらなかったというよりは、やっぱり前に突っ込んでいましたね。

以前から、彼のスタートでの姿勢の高さが気になっていたんですが、

どうやら、準決勝でこの姿勢の高さを修正してきたようなんです。

なぜ、予選で十分すぎる良い走りをしていたにもかかわらず、

大事な準決勝でフォームの修正という大胆なチャレンジをしたんでしょうか。

予選では、2011年世界選手権金メダリストのヨハン・ブレークを抑え、

自己ベストタイの10秒05で1着となって予選を突破しました。

しかも、向かい風0.6mの中で叩き出した記録だったんです。

そう考えると、準決勝は追い風0.2mの条件だったし、

勝ったヨハン・ブレークのタイムも10秒04だったことを考えると、

予選の走りができていれば、余裕で決勝に行けてたと思います。

もしかしたら、自己ベストどころか、9秒台も出ていたかもしれません。

それだけに、準決勝でのサニブラウンのスタートミスは痛かったです。

まあ、やってしまったことはもう取り返しがつかないので、

ここは、次の200mに向けて気持ちを切り替えるしかありません。

今のサニブラウンは、どちらかと言うと100mよりも

200mの方がまだ決勝進出への期待が持てます。

何とか200mでは納得できる結果を残して、

良い流れで最後のリレーに臨んでもらいたいですね