最近、よく話題になっている著作権の問題に、あの人がキッパリ明言!
「First Love」など多くのヒット曲を持つ宇多田ヒカルさんが、
「自分の曲を学校の授業などで使うなら著作権料は不要なので
気にしないで使ってほしい」とツイッターでコメントしていますね。
なぜ、宇多田ヒカルさんが、このようなことを明言したんでしょうか。
それは、先日発表されたJASRAC(日本音楽著作権協会)の
著作権に対する新たな方針にその理由があります。
JASRACは、ヤマハなどが運営している音楽教室の授業で使った曲の
著作権料の支払いを求めるという方針を決定したんです。
この方針決定に対して、宇多田ヒカルさんは、物申したわけです。
今まで何も言わなかったのに、今更こんなこと言われてもねぇ・・・
もし、このJASRACの方針が今後適用されるのならば、
そのしわ寄せは、教室に習いに来る生徒さんに来てしまいます。
だって、著作権料を請求された音楽教室は、
授業料を上げて生徒さんに負担してもらうしかないですからね。
もちろん、曲の著作者の権利を守るということもわかりますが、
これだと音楽を習いたくても習えない生徒が増えてしまい、
その影響で生徒の数が減ってしまう可能性があります。
そして、生徒が集まらなくなれば、音楽教室も運営できなくなります。
今回のJASRACの方針変更は、パーマ大佐の「森のくまさん」の
替え歌騒動なども、多少なりとも関係しているかもしれませんね。
いずれにしても、音楽の普及を考えたのならば、
音楽学校の授業での著作権料の請求は止めた方が良いと思います。
生活費を切り詰めてギリギリ何とか授業料を捻出している
生徒さんの気持ちも考えてあげてほしいです。
一回の授業料がそれほどアップしなかったとしても、
年間のトータルで考えたら結構な金額になるはずです。
JASRACさんは、宇多田ヒカルさんの提言を聞いて、
どのように考えているんでしょうかね。
もう一度方針を検討し直すということはないんでしょうか。
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