世界選手権シリーズ・ブリヂストン招待に出場した日本の松山英樹が、
最終日に猛チャージを見せて1イーグル、7バーディーの61をマーク。
通算16アンダーで見事に大逆転優勝を果たしました。
ブリヂストン招待が行われるファイヤーストーンCCと言えば、
ロングコースでフェアウェイが狭い上にグリーンも速いため、
攻略するのがかなり難しいことで知られるコースです。
特に、667ヤードでPAR5の16番ホールは、最難関ホール。
かつて、このホールでトリプルボギー叩いたアーノルド・パーマーが、
“モンスター”と命名して以来、その愛称で呼ばれているほど。
ところが、松山英樹は、この難コースを得意としているんです。
首位と2打差の4位で迎えた最終日ですが、
この日の松山英樹のプレーは圧巻の一言でした。
その圧巻プレーは、いきなり2番ホールで炸裂します。
PAR5の2番ホールで2打目をグリーンの奥につけると、
そこから絶妙なタッチ放たれた3打目は、
そのままカップに吸い込まれてチップインイーグルに!
ラインの読みも完璧な見事なチップインイーグルで首位に並ぶと、
松山英樹は、波に乗って一気に猛追し始めます。
こうなったらもう手がつけられないのが彼の爆発力です。
3番、6番、9番、13番と4つのバーディーを奪うと、
モンスターと呼ばれる16番から、17番、18番と3連続バーディー。
1イーグル、7バーディーの61をマークした松山英樹は、
2位に5打差をつけて大逆転でブリヂストン招待を優勝しました。
松山英樹がこの日マークした61というスコアは、
実は、あのタイガー・ウッズが4年前にマークした
コースレコードに並ぶ大記録なんです。
確かタイガー・ウッズが61のスコアをマークした時も、
今回の松山英樹と同じ2番でイーグルを決めて、
その後、7つのバーディーを奪ってマークしたスコアだと記憶しています。
4年前のタイガー・ウッズと同じような圧巻プレイを
松山英樹もやってのけたということです。
この日のようなプレーを安定して続けることができれば、
いつメジャーを勝ってもおかしくないと思っています。
来週には、全米プロゴルフ選手権が控えていますが、
ブリヂストン招待を優勝した勢いのまま
初のメジャー制覇を成し遂げることができるのか注目ですね。
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